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ダニエル・クロウズ(Daniel Clowes)

1961年米国シカゴ生まれ。
オークランド在住コミック作家/画家/脚本家。

子どもの頃から10歳年上の兄が好んだ、B級ホラー映画、SF、MADマガジンと言ったものが身の回りに溢れ、加えてアンダーグラウンドな50年代アメリカンポップカルチャーの残り香が漂う陳腐なパルプマガジンや少し風変わりな映画と言ったものからも深く影響を受け、その嗜好や傾向は、現在の彼の作品の端々に作用していると言われている。

そしてその後、NY、ブルックリンに在る美術大学プラット・インスティテュートでアートを学ぶ傍ら本格的な創作に入る。Crackedマガジンにてアダムスファミリーばりの奇怪家族モノ、”The Ugly Family”が掲載されたのも丁度その頃だった。

大学卒業後、イラストレーターとしてやっていく決心を固めるものの、なかなか仕事が来ず、シカゴに戻りコミックの創作を始める。この頃、彼の処女作と言える”Lloyd Llewellyn”のキャラクターが生まれる。この作品は85年~89年までには合計6冊が刊行される。

そして89年、今となっては伝説になりつつあるEightballがついに刊行、15年間続いた。誌面で発表された作品は、初期傑作長編 ”Like a Velvet Glove Cast in Iron”、様々な意味でも作風の重要なターニングポイントとなった”Ghost World” ”Caricature” ”David Boring”シリーズ、”Ice Haven” ”The Death Ray”等名作を多く含む。このシリーズでコミック界のアカデミー賞に匹敵するハーヴィー、アイズナー、そしてイグナッツ賞を何度も受賞し、その数はコミック作家の中では群を抜いている。

2008年に、NY Timesで20話に渡り連載していた”Mr.Wonderful”を完結させ、アイズナー短編賞を受賞した。その他最近では Ghost World10周年記念版及びWilsonが出版され、Wilsonは発売直後にベストセラーとなり、タイム誌の10年フィクションTOP10において6位に選ばれた。

2011年にはパンテオン社よりMr.Wonderfulが、そしてD&Q社よりThe Death RayのHC版が出版される。

2001年に『ゴーストワールド』はクロウズ脚本、テリー・ズワイゴフ監督のもと映画化され、アカデミー賞では脚本賞にノミネートされ、インディペンデント・スピリット賞では”初めての脚本賞”を受賞した。2006年には再び同じコンビで、『アート・スクール・コンフィデンシャル』が映画化された。その他では、映画版 The Death Ray、HBOテレビのDarlington Sundays、『レイダース/失われたアーク』のリメイク作品、ミシェル・ゴンドリー監督の作品『メガロマニア』、等の脚本を手がけている。

また、最近では、Wilsonの映画化(クロウズ脚本、監督アレクサンダー・ペイン)が決まったり、現在俳優ジャック・ブラックの製作会社によりThe Death Rayの映画化が予定されていたりと、ハリウッドには欠かせない存在となりつつある。

現在妻と息子と犬一匹と共にカルフォルニア・オークランド在住

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