レイモンド・スコット
(本名ハリー・ワーナウ、1908ー1994)
米国の作曲家、バンド・リーダー、ピアニスト、サウンド・エンジニア、電子楽器の発明家。ブルックリンに住むロシア系ユダヤ人移民の息子として生まれ、音楽家と指揮者であった兄の影響で音楽でのキャリアを志すようになる。
彼が作曲した音楽は“バッグス・バニー”、“ポーキー・ピッグ”、“ダフィー・ダック”等をはじめとする120本以上のワーナー・ブラザーズのアニメ作品に使用され、代表曲“パワーハウス”等は多くの人々に知られる事となる。また最近では、“レン・アンド・スティンピー”や“ザ・シンプソンズ”等でも使用されている。
ラジオやテレビ番組のオーケストラ・リーダー、サウンド・エンジニアとして資金を貯めながら、個人的な電子音楽の研究を続け、1946年には電子音楽機器やシステムをデザインし製造する会社、マンハッタン・リサーチを設立する。オリジナルの楽器、クラヴィヴォックスとエレクトロニウムを開発し、それを用いて画期的アルバム、“スージング・サウンド・フォー・ベイビー”を録音した。
モーグ・シンセサイザーの発明家、モーグ博士も50-60年代に彼と共に仕事をし、多くの影響を受けたと述べている。晩年は独りで発明・研究作業に没頭するようになり、表舞台に姿を見せず忘れ去られた存在となったが、近年その音楽における多岐にわたる偉業が再評価され、ミュージシャンズミュージシャンとして、多くの人にリスペクトされる存在となっている。
|